朝里の自然や歴史、民間伝承など、次代に受け継いでいきたい貴重な「遺産」を、生活の中で見直し、地域住民自らで指定しよう──。「朝里遺産」は、そんな地域住民のふるさとへの熱い思いを形にした、地域発の文化継承運動です。
小樽朝里のまちづくりの会指定文化財としてすでに4件が指定されています。
平成13年発行の『THE ASARI HERITAGE / 朝里遺産』では、下記4件の朝里遺産のほか、朝里のまちづくりの会の活動なども紹介しています。
『THE ASARI HERITAGE / 朝里遺産』PDF版(1.6MB)
平成13年9月/小樽・朝里のまちづくりの会発行
朝里遺産について
●小林廣郷土史研究資料 小林廣(1895~1955)氏は朝里の郷土史研究で大きな足跡を残しました。氏の業績全体を包括して指定することにより、地域住民自ら郷土の歴史を学び深めていくきっかけとなっています。
朝里遺産部会では小林廣氏の著書を復元発行する作業を行っております。下記の紹介ページから全10巻を閲覧ダウンロード出来ます。
●魚留の滝 朝里川温泉郷から6Km程定山渓よりの道道から山林に入ったところにあります。幅15m、高さ22m。絶景でありながら、周囲は未整備の状態になっています。
●朝里川と河畔林 標高1280.8mの朝里岳に水源を発する朝里川と、河川敷および河岸段丘斜面の河畔林は、さまざまな動植物の生息場所。自然環境の維持・保全と活用をすすめています。
●桜チャシと桜町台地遺跡 アイヌ民族のチャシ(砦・交流の拠点)は北海道各地に16~17世紀に多くつくられた貴重な遺産。桜チャシは昭和32年に明らかになりました。